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乱れるのspicaのレビュー・感想・評価

乱れる(1964年製作の映画)
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ずっと見たかった映画。
こんな終わり方するのか。
内田樹先生の解説で見たのだが、先生のおっしゃる「青年」というより、「子供」って感じで、25歳にもなって(加山雄三)年上の女(高峰秀子)にそんな甘えるな!とイライラした。先生は良きもののように評しておられたが…
甘えられてますますうれしい「母性」と言われるものも私にはあまりわからないんだよ。
結婚半年で夫が戦死して、その後18年婚家のために尽くした上に、追い出される状況というものも、今だとちょっと考えられない。
戦死した兄の代わりに弟と結婚(家のため)みたいな話も割と聞いたことがあったような気がしたが(それはそれでどうなのと思っていたが)この映画の場合は御法度、世間体が悪いという感じだった。年が離れ過ぎているのがよりダメだったのか。小姑2人(草笛光子、白川由美)はきつい性格だった。
1960年代初めってこんなに古かったのかとしみじみ。女性にとっては完全に今の方がいい。
列車のシーン、とても良かった。銀山温泉行ってみたい。
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