乱れるのmstkのレビュー・感想・評価

2014/09/16
@新文芸座。 周囲を慮って身を引こうとする高峰秀子は因習に屈しようとするジェーン・ワイマンに。一本気に愛を貫こうとする加山雄三はロック・ハドソンに。徐々に物理的、心理的に近づいていく列車でのシーンを経てある一瞬、決意を固めたかに思えたヒロインは、司葉子へと繋がる。
それは別にしても悲痛な、悲痛なメロドラマとして、ひたすら屋内で、視線を交わさない二人の道往きと衝撃かつ曖昧なラストに絶句です。そして橋本愛ちゃん、いたんだね...。