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⾼野⾖腐店の春のkaoのレビュー・感想・評価

⾼野⾖腐店の春(2023年製作の映画)
3.0
いぶし銀だけどコメディもできる藤竜也さん、港が似合う。いつまでもお元気でいて欲しい大好きな俳優さん。冒頭、朝の仕事場の挨拶のシーンがいいねぇ~。藤竜也お父さんの「おおぅっ!」っていうお声がスンバラシくてねぇ。麻生さんもチャーミングで豆腐愛に溢れる春にぴったりでよかった。予想よりコメディ色が強い感じでしたね。春ちゃんにおすすめのお相手を自然に出会わせるシナリオをリハーサルするために集合した友人たちがワチャワチャ奮闘するシーンは何だか昔の明治座でみた舞台みたいな演出で。見終わったあとは何だか往年の寅さんシリーズを観たあとみたいな、ちゃんと泣き所もちゃんとあって、ほっこりな映画でした。こういう何かと生きづらい世の中だからこそ、だいたい筋書きわかってるけど安心して観ていられる水戸黄門的な作品が求められたりするのかもね。
配役としては床屋さんの女将さん役の竹内都子さんがめちゃ自然でよかった。逆に個人的にちょっと違和感あった役が中野さんと、春ちゃんの選んだ実直な彼…(コレほんとに単に好みの問題なのでごめんなさいね役者さん)私の頭の中では中野さんは風吹ジュンさん、駅ナカの実直くんは角田晃広さんに変換して観てました(笑)

湯気があがる豆乳、むちゃくちゃ美味しそうでしたね。
あぁ、パーム油やレシチンや消泡剤を含まない大豆と天然にがりだけでできたうまいお豆腐が食べたい!最近はスーパーでもよく見る島豆腐というめちゃ重たいずっしりした豆腐をよく買ってます。
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