ヒカル

駒田蒸留所へようこそのヒカルのレビュー・感想・評価

駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)
4.0
ワイスピ10でキャプマ比1.3倍美しくなっていたブリー・ラーソンを観たいなぁとは思いましたが、GotG3でMCUは引退する、近所の東宝二条でやってくれる爆死必死のアニメは基本応援するの現行マイルールに従って本作をチョイスし劇場へ。(朝一とはいえ土曜日で10人程度ととりあえず京都では想定通りにガラガラでした。)


しかし、今や貴族の飲み物となったウイスキーとアニメファンは相性悪すぎであり、P.A.WORKSの地元富山とのタイアップや地域振興的な意図はあるだろうが、ミスチョイスだろうと思いました。ただ、自分は数十年前の独身貴族の時は山崎12年をロックで愛飲していたので相性はボチボチです。今は貧乏ファミリーなのでもちろん第3のビールとチューハイ愛飲家です。(第3のビールも増税されたので後50本のストックがなくなった後は未定です)



観た感想ですが、かなり素晴らしかったです。



さすが安定のP.A.WORKSさんで期待値高めで観ましたが、想定よりも随分上でした。キャラデザ、音楽、作画、3Dシーンも手書きかと思わせる違和感の無さ、脚本、90分の尺、伏線回収 何もかもが一級品だと思いつつ何度も何度も涙腺を攻撃されました。


若い女の子が頑固職人にしごかれながら認められていくみたいな昭和のテンプレみたいな話しだったら嫌だなと思ってましたが、そんなしょうもない話とは全く違います。とりあえず観た後はウイスキーに少し詳しくなり、ウイスキーを嗜みたくなりますが、山崎12年は現状は25000円overで飲めませんでラベルだけ好きなワイルドターキーをバーボンですが注文しようと思います。


数十年前は山崎12年が8000円 響が10000円くらいで山崎12年の方が自分には美味しかったので謎のお得感を感じながら飲んでおりました。2027年には安定供給の見込みとサントリーは仰ってますのでその頃にまたこのアニメを観ながら山崎12年を定価で楽しみたいものです。(定価は11000円くらいです。)←2024/4/1から定価が1.5倍になるそうです。山崎12年は一生飲むことはなさそうです。残念に思うとともに元LAWSONのあの社長のほくそ笑みが想像されてムカムカします。(2023/11/21追記)


星4.5が妥当と想いますが、SHIROBAKOと同じくベースにはやりがい搾取を描いてしまっているので減点して4.0にしときます。でも、いい話です。オススメします。
ヒカル

ヒカル