kenshin

駒田蒸留所へようこそのkenshinのレビュー・感想・評価

駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)
4.1
まずウィスキーがこんなに大変な工程を得て世に出ているとは知りませんでした。同じ銘柄でも原酒の出来具合で味、風味が変わってしまうとは知らず、こんなにテイスティングを繰り返しながら維持していることに驚きました。これからはさらにじっくりと味わってウィスキーを飲みます! 話は王道中の王道でやっぱりこういう展開になるかと予想できてしまったことには面白味はありませんでしたが、それでも最後は感動できました。主人公は琉生ではありますが、webニュース記者である光太郎の成長物語の方がやや強い印象を持ちました。最初の光太郎の気持ちは理解できますがプロとしての態度の悪さはちょっと有り得ないかな。映画としての面白味が無くなるかも知れませんが、芝居をさせ過ぎていたので気持ちの葛藤や昇華に向けての内面の成長を描いた方が現実感があって個人的には受け入れられ評価も上がったのでは感じます。また背景が変わっていて好印象で音楽は良く、早見さんの歌も素晴らしかったと思います。相変わらずP.A.WORKSさんのお仕事シリーズはハズレがなく今後も期待したいです。
kenshin

kenshin