ウィスキーはハイボールでたまに飲んだり, 熟成が必要という程度のことしか知らなかったが, 作中で新人記者が取材を通して学んでいく形式のため, 観ていてついていけなくなることはなかった.
グルメ作品的に究極の味を追い求める, といった展開でもないため, お酒に馴染みがなくても楽しめるのではないだろうか. そして社会人の端くれとして, 仕事に対する気持ちのありよう, 考え方には感じ入るものがあった. 自分も強くやりたいこと, やらなければならないことがあるタイプではなかったので...
派手さはないが, 音楽も絵も演技も質感が高く, 温かいストーリーが染みた. そして無性にウィスキーが飲みたくなった.