てるる

駒田蒸留所へようこそのてるるのレビュー・感想・評価

駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)
4.3
お仕事×家族愛×成長物語

この3大要素が揃って面白くない訳がない。
しかもこれだけ詰め込んで91分という神脚本に神編集。

ウィスキーの知識が無くてもスっと入っていけるように簡単な説明もあるし、置いてけぼりにならないのも良い。

女性社長目線と新米記者どちらの目線もあって、明確な主人公がいないのだけど、逆を言えば本作の主人公は「独楽」といえるのかも。

それに2人とも弱い部分もあって、更に女性社長の腐女子感とか人間味があって好きだった。

それに2人だけでなく周りの人々にも恵まれてて、悪い人が出てこないのも安心。

半沢直樹みたいなどえらい悪役がいるのも面白いけど、この作品にはそういうの要らない。

作画に関しても安心のP.A.WORKSでクオリティも高いし、オリジナル作品というのも好感が持てる。

やはり日本はこういうアニメ作らせたら世界一だし、むしろ日本でしか作れない。
今後は分からないけど、アニメ文化を廃れさせてはいけない。
てるる

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