ぽん

ポスタル あの日、僕の人生は壊れたのぽんのレビュー・感想・評価

3.1
兄の婚約者に横恋慕した男が、略奪プロポーズ作戦のためネットで指輪を購入。ところがその荷物が届かない。今日の夕方までに受け取らないと飛行機に乗れないハワイの挙式に間に合わない、どうしてくれるんだ?と運送会社のカスタマーセンター担当者に噛みついて事態はとんでもない方向へ・・・というブラック・コメディ。実話ベースということで最後にホンモノの裁判の様子が流れて、大筋は本当なのだと分かる。でも脚色がメチャクチャに盛られていて、こうなると事実は小説より奇なりの面白さじゃないのだよね。実際の事件にインスパイアされたコント“再配達”って感じでしょうか。

カスタマーセンターあるあるの描写はちょっと笑えた。自動音声の対応が「違う違う、そうじゃない」ってなる感じとか、保留音がイライラさせられるのとか。自分もつい最近、入院した義父宅の生協を止めなきゃって電話したときに、なっかなか繋がらないし保留音でマイウェイが流れてきた日には、客を待たせておいてなんでコレが私の生きる道みたいにドヤるんだ?ってむかっ腹が立ちましたね。

あと某密林サイトのカスタマーセンターとチャットでやり取りした時も、まぁ話が通じなかった。担当のアミール(仮名)はマニュアル通りの回答を繰り返すだけでこちらの質問に的確な答えを返してくれない。いやそうじゃなくて私が聞きたいのはこういうことで~と何度目かの質問を投げかけたとき、ムニャムニャムニャってなったままリプが返ってこないなと思ったらなんとそのまま消えた。アミールは退室しましたと敵前逃亡。その後に出てきた中国系の方がちゃんと対応してくれたので解決したんですけどね。

・・・しょーもない自分語りをしてしまった。でも、カスタマーセンターの思い出ってみんなありますよね?(え、みんなはないの?)

閑話休題。

まぁ、映画作品というよりは動画コンテンツって感じて観てしまったなぁ。実際の事件の内容は興味深いもので、本当は悲劇なんじゃないのかなって思えるのに、笑える部分だけを切り取って誇張してコントに仕上げたって風に見えた。主役の子も厚切りジェイソンに似てたし。

おヒマならどうぞ、ぐらいのところです。尺短いのでね。
ぽん

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