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水戸黄門のodyssのレビュー・感想・評価

水戸黄門(1978年製作の映画)
3.0
【祝・北陸新幹線開業レビュー(?)】

水戸黄門の映画版です。BS録画にて。

加賀藩の世継ぎをめぐって、藩内で対立があり、悪徳家老の陰謀で城代(三船敏郎)は謹慎に。その娘(栗原小巻)が男装で水戸までおもむき、黄門様に助けを求める、という筋書きです。黄門様は東野英治郎、助さんは里見浩太朗、格さんは大和田伸也。

黄門様のご一行は加賀藩に行く途中で柏崎に立ち寄り、そこでニセの黄門一行(ハナ肇、植木等、谷啓)と顔を合わせて一騒動。ここでも悪徳商人から賄賂をもらっている代官をこらしめたりします。クレージーキャッツを代表する3人が出ているのがミソ。

ここでふと考えました。黄門様はどういう経路で水戸から金沢まで行ったのか。
こないだ北陸新幹線が開通しましたが、黄門様は柏崎に立ち寄っているのだから少なくとも長野から北進して高田(映画内では柏崎は高田藩の領地とされている)を通って直江津へ、という信越線のルートではないですね。とすると北陸新幹線のように長野から飯山に向かい、飯山から柏崎のほうに抜けたのでしょうか。信濃川沿いに進んだとするなら、飯山からいちど長岡方面に出て、そこから柏崎に向かったのか。どうでもいいようなものですが、考え始めると気になります。江戸時代のこのあたりの普通のルートはどうなっていたのか。

金沢に到着した黄門様一行は、悪徳家老を懲らしめて事件を解決します。まあ、この辺は定石通りですね。三船敏郎の他、竹脇無我がちょっとひねった役で登場。

全体としてはまあ普通の出来だと思いますが、私は栗原小巻は好きではなく、ほかの女優陣も大したことがないのが残念。
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