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四月になれば彼女はのjteaのネタバレレビュー・内容・結末

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

空とウユニ塩湖の青さ、ハルの着ている赤い服とグリーンのアクセントが効いた彩りに惹きつけられた。フィルム写真のあじわいと優しさ、カメラの魅力があふれています。

原作を読んでからの鑑賞なのでかろうじて話についていけた。映画ではハルと父親の関係、そして弥生とハルとの接点が見ていて苦しかった。弥生の妹の純のこと、ハルと妻のいる男性とのこと、ハルの旅の様子の描写ほか原作と比べるのもいいかもしれない。愛を終わらせない方法の答えが何か、はっきりと提示されるということはなく見ている人たちに委ねるのでしょうか。原作で描かれていた猫の出番がなかったのが残念。

亡くなったはずのハルからの手紙がポストに。そのわけは…。ハルの撮った弥生の写真、弥生が撮ったハルの写真小さなつながりから見つけたもの。藤代のとった行動は愛を終わらせない方法だったのか。久しぶりにサイモン&ガーファンクル「April come she will 」の曲が聴きたくなった。
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