六四二

四月になれば彼女はの六四二のレビュー・感想・評価

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
3.3
スタイリッシュな映像音楽で気持ち良くさせてくれる映画。旅行カタログかインスタグラマー氏の動画のように観光地のザッピング映像が映る。
お話としては、少子化問題に踏み込んでくれそうで期待したが、ちょっぴり過ぎて薬味でしかなかった。
竹野内豊が銀塩写真について”××まで写る”という主旨のことを述べる。コードの塊にしてから絵に復元するデジタル式と、被写体の存在をそのまま写しとるアナログ式の違いで、そのようなことは腑に落ちる。だが写真芸術というものに突っ込んではくれない。
けっきょく主題は何かというと、自分のことが大好きな人達の「理想の愛への執着」に纏わるお騒がせ である。
しかし、問題親父である竹野内豊はどうしたのだろう?
六四二

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