美咲

四月になれば彼女はの美咲のネタバレレビュー・内容・結末

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

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原作を読んでから見ました。

それぞれの背景とそれぞれの想いを
もっと言葉にしてほしいと感じました。

表情や映像で
なんとなく読み取ってみている感じが
3人のすれ違いや向きあおうとしなかった
背景を表しているのかなとも感じだけど。。。


自分と向き合えた時、
誰かと向き合おうとする。
それが手遅れだった場合、
相手が向き合おうと思うタイミングでなかったり
難しい。

“私たちは愛することをさぼった。
 面倒くさがった。”

期待してしまうと傷つくことを知っているから、言葉で伝えなくてもなんとなく気づかれてしまうことだって、なんとなく重荷にしてしまっていることだってわかるから。

人に価値観を合わせて、無理をする。
そんなことを思って付き合ってしまっていたら
終わりがきっとくるってわかる。

だからこそ大事にしたかった。
出会った日からの日常のこと。


この愛は当たり前じゃないからって手にすることを恐れて遠ざけてしまった弥生と

この愛を当たり前と思って何も彼女のことを
思い返そうともしない藤代

失っても気づかないものって
それは"愛"と呼べるものなのか。

やっと気づけた"愛"は
"愛"と呼べるものなのか。

難しい。
美咲

美咲