まお

四月になれば彼女はのまおのネタバレレビュー・内容・結末

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

色んな意見があると思うが自分にとってはとても良い映画だったと思う。
色んな意味で突き刺さりすぎて、なんだかんだずっと色んな感情で涙を流していた気がする。

まず世界中の景色がとにかく美しい。
1番最初に映されるウユニの壮大さに圧倒された。普段から世界の絶景を見ると感動するが、最近クヨクヨいることもあって余計にかもしれない。広大なウユニの中でぽつりと立つハルの姿。こんなことで悩んでいることが笑えるほど馬鹿馬鹿しく感じるほどに、好きに生きればいいじゃないかと思えるほどに圧倒的な映像だった。次々と出てくるプラハやアイスランドの景色。自分は海外に行ったことがないので、初めて見る景色ばかりで、海外に行きたい願望は特にないのだけど、こんな見たことのない景色を見てみたい。自分の知らない世界を何度も見せられて、そこにまずハマった感じがする。新しい自分を探しに行こうとするハルの姿が印象的だった。

そしてストーリーのメインとなる「愛を終わらせない方法」
フジとハルの別れの場面、胸が痛すぎた...フジがエスカレーターで涙を堪えきれなくなって降りたところで崩れ落ちるシーンつらかった😇

結婚式直前にして姿を消してしまう弥生が、フジとのやり取りの中で「楽しいことがあると悲しくなる。いつかこの気持ちが消えてしまったらどうしよう。」って言葉が痛いほどささった。

仲野太賀さん、良い役だったな〜
「人間って怖いよな。憎い人間なんかより、自分のことを愛してくれる人を容赦なく傷つける」というセリフがずっと残っている。

なんかもう、どう言葉にしたらいいのかわからん実際に見ないとわからんって感じなのだけど、見終わった後もじわじわと余韻が残っていた。

世界の景色も、登場人物たちのシーンも映像がとにかく美しかったし、言葉1つ1つが綺麗。

愛を終わらせない方法は、「手に入れないこと」

当たり前を当たり前にしてはいけないなと思った。そばにいてくれるひとの大切さを痛感。(こんな言葉で終わらせてよいとは思っていないのだけどそれ以上の語彙力がわたしには無((ry)
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