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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインドのBremingerのレビュー・感想・評価

3.6
ファイズの放送開始20周年記念作品というメモリアルな作品なんですが、20周年ってまただいぶ月日経ってるし、キャストの変化とか大丈夫かなぁと色々考えながら劇場にINしました。特典はシールでした。

本編がシリアスな作風だったので、今作のPG12指定も相まってかなり重い作品になるかなとワクワクしていたんですが、割と普段のVシネで軽ーく観れる作品になっていました。

序盤はオルフェノクとの共存を模索する真里や草加さん、スマホで変身する仮面ライダーミューズが出てきたり、闇堕ちした雰囲気の乾と良い雰囲気の流れで進んでいくんですが、ラー油が登場したあたりであれ?だと思ったらそのままゴロゴロネタ多めの展開にシフトしていってしまいました。

真里がオルフェノクになってからは結構ギャグ全開で、飛び降りるシーンなんかそれはどこかしら壊れるだろと笑ってしまいましたし、突然の濡れ場&オルフェノク状態でのキスという、一体どういった目で観れば良いんだ状態になってしまいました。
ミューズの変身を恥ずかしがるシーンは2回目は天丼だなぁと思ってそこまで必要性は感じませんでした。全体通しても乾に依存しているのか、社長に依存しているのか、色々曖昧なキャラのまま終わったなと思いました。

ネクストファイズの戦闘シーンはグーとキックの殴り合いという勇ましい感じ全開でとても良かったんですが、スマホを使って変身するのはかなりダサイなと思いました。あとゴツゴツしすぎててスピード感に欠けていたのは残念でした。
それが効いたのか、通常フォームのガラケーで変身するシーンは最高に盛り上がりました。
そこからの戦闘シーンはあっさりしていて、もっと昂らせてくれよ…!と思ってしまいました。

その後の日常パートはほのぼのしていて、ハッピーエンドに落ち着いたなと思いました。でも草加さんの引きつった笑顔が見れたので大満足です。

もっとシリアスな雰囲気かなと思っていたらギャグを時々挟んでいた感じなので、ちょっとテンポの悪さとか唐突なシーンとかは惜しいなと思いました。Vシネはまぁこんなもんだよなと改めて感じることができました。
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