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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインドのりのレビュー・感想・評価

4.5
Open your eyes for the 20th 555!

紛れもなく「仮面ライダー555」だった!

新キャラクターたちはどれも魅力的かつなんだこいつ…と思える人ばかりで、井上敏樹のキャラだなあ…って感じ。条太郎はどこからともなく啓太郎っぽさを感じられて非常に良かったし、玲奈はもっと見たかった…短い上映時間にもかかわらずあのインパクトはすごい。

もちろんオリジナルキャストの方々は最高だった…草加と北崎の再登場の理由はん?となるものだったが、まあファンサービスの面もあるだろうし納得できないものではなかったので、新作で彼らが見れた喜びを考えたら特に気にならなかった。海堂はあまり久しぶりな気がしなかったが、やはりこのメンバーといる彼の姿はとても感慨深い…

アクションもかなり見応えがあった。特に北崎のアクションシーンは牙狼かな?と思えるくらいキレキレで驚いた。ネクストファイズのアクセルフォームは存在自体驚いたしかなり演出が良かったためもっと見たかった…そしてミューズ、正直ネクストファイズやカイザにばかり気をとられてあまり期待してなかったが玲奈のキャラも相まってめちゃくちゃかっこよかった!これはベルトが欲しくなる。

しかし微妙なところも何個かあった。真理のオルフェノク化、そして巧とのシーン…
なんというか、巧と真理は友情や恋愛を超越した、言葉にできないあの関係が自分にとっての彼らなので、今更こういうのやってもなあ…と感じてしまった。
そしてとにかく尺。もっと尺があればキャラの掘り下げはできただろうし、とにかくネクストファイズとネクストカイザの活躍シーンが少なすぎる。特にカイザに関してはこれいる?と感じざるを得なかった。

いいところも気になるところもある作品だが、ラストバトルがあまりにも最高すぎる!
はっきり言ってファイズが出てくるとは思わなかったし、出てきても回想で少しだったり、やられるシーンだと思っていた。しかし、ネクストファイズでやられてピンチの時に条太郎がベルトを持って現れ、それをたっくんに投げる!これもうファイズやんけ…
変身シーンに流れる「ファイズ」はもちろん最高だし、「Justiφ’s」が流れながら旧式で2対1にも関わらず強いファイズがもうあまりにもアツイ。やっぱ本編の時といいノリに乗ってるたっくんは強いぜ!真理と2人で敵を爆散させた辺りはもう真理のオルフェノク化とかどうでもええか…となっていた。

ここもファイズらしいなと思ったのが、相変わらずいい感じに終わったが肝心の問題は何も解決していない。なので、是非ともまた新作を作って欲しいです。
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