このレビューはネタバレを含みます
乾巧はいついかなる時でも乾巧であることが確認できた本作．劇場も9割方埋まっていて555の人気の高さが改めて認識できた本作．そして私がやっぱり555が一番好きと認識できたのが本作でありました．こんばんわ三遊亭です．
『パラダイス・ロスト』のレビューで記載した通り，本作とロストは無関係．テレビ版のアナザーストーリーでございました．とはいえ，前作「失楽園」に対しての本作が「復楽園」でありますから，対比構造にあるのは自明でございます．
オルフェノクが迫害される存在と．スマートブレインは政府と提携してオルフェノク討伐業務を請け負う企業．なお，スマブレ社長はあの北崎さん．ドラゴンオルフェノクではなくｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ．乾巧がオルフェノクを狩る者･･･これは対比といえばそうなんですけど，そうじゃないとも言えます．そーゆーややこしいのが乾巧たらしめている．
スマブレと言えばレディですが，前任に負けず劣らずのムカつく存在で，これにはファンもニッコリ．残念だったのは我謝よしか(旧姓:加藤美佳)の当番がなかった事でしょうか．
草加君は草加君で，そんな草加スマイルまで引きつがいでもええんやでと，ちょっと苦笑い．まぁ井上敏樹脚本だしね．
で帰ってきた乾巧．多くの方がテレビ版同様に「オマエ，何がしたかってん」とツッコんだ事でしょう．前述したように，しょうがないじゃございませんか．それが乾巧なんですから．
あと，全体的に姦ってればこんな事になってなかった基調は何だったんですか．まぁ間違いじゃないですけど．姦ると言えば，ラストで園田真理さん懐妊でオルフェノクの新たな時代を感じさせるエンディングだと予想しませんでした．私はしましたけどねっ．だって，それが永遠のいのちへの道が人類に開かれた「復楽園」って事なんだから．
