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世界のはしっこ、ちいさな教室のhachiumaのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

世界のはしっこ、ちいさな教室(原題:Etre Prof)

シベリア、ブルキナファソ、バングラディッシュの僻地にすむ3人の教師が子供たちに学ぶことの意義、重要さを教えていくドキュメンター!

まずはブルキナファソの新人教師サンドリーヌは自分の子供と離れて首都から遠く離れた書認知の村へ着任する。

ブルキナファソ政府は世界でも最低ランクの識字率を上げるため教育に力を入れだす。

まずは公用語であるフランス語を話せる子供が少ないというところから始まる。

フランス語を話すことから始め、次は文字を書き読めるようになっていく。

バングラディッシュのタスリマは水上に浮かぶ村を船で巡回し勉強を教えいる。

自分も高校を卒業したばかりの若き教師で、家計を支えながらも子供たち、特に女性の自立を訴えていく。
バングラディシュでは未だに子供、妻は貴重な労働力と見なされ女性の進学に否定的な社会であった。

シベリアのスベトラーナは森で暮らすエヴァンキ族にそりで移動しながらテントを立てて公用語であるロシア語を教えながら、エヴァンキ族の言語や文化を教え次世代へ伝えている。

3人の教師はもちろんだけど、子供たちの学びたい!という知識欲がどんどん出てきて笑顔になっていく。

やはり学問は知らないより知っていたほうが新たな未来が開けていくのだなと改めて思った。

それと同時に勉強を続けるためにまずは公用語から学ばなければいけないという状況に日本は日本語で高等教育受けられる環境だという事に改めて恵まれてるなぁと、なかなか良いドキュメンタリーでした。
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