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世界のはしっこ、ちいさな教室のsnatchのレビュー・感想・評価

5.0
最近、ドキュメンタリー作品には、感じたことを書いているので、総合評価としての⭐️を点けないことにしているのだが、もうこれは満点にしちゃう‼︎時間があってもなくても観てください〰︎🤗

以下、内容に触れています




そりゃもう大変でしたよ、ここに出てくる3人の先生は!
アフリカのブルキナファソのド田舎に、教師一年目のサンドリーヌは、幼子2人と夫を首都に残し単身赴任する。電気も水道もガスもねえ茅葺き屋根&土壁半分の教室で、1人きりで5種の方言が飛び交う子供50人に授業をする😱一体どうやって⁈

バングラデシュの最初は生徒かと思った童顔で小柄なタスリマ先生は、水害に晒されたままの貧しい農村で、船の中で中学進学生徒を出そうと熱心に授業を行っている
親は読み書きが出来ず、どうしても学業より働き手となって欲しい、娘がいれば持参金と引き換えの結婚話しを探している
22歳で、親達に教育の重要さ 女性の職業選択と自立を説いて歩く。理解されず追い返されながらも挫けないタリスマ先生は本当に健気🥺

ロシアの極寒のシベリアには、遊牧民の子どもの移動先へ出張テント教室を開くスヴェトラーナ先生がいる。驚きました!ロシア凄くないですか!
自分も遊牧民出身で、こんな学校が欲しかった思いがあり、愛する娘達は寄宿舎に預け、過酷なこの教師生活を選んだ。基礎の勉強と共に遊牧民の伝統文化を子ども達に伝える授業も大切にしている
この遊牧民一家のテントに行くまでのトナカイのソリ道中、狼に襲われるかもとの発言もあり😱🐺

はっきり言ってどうやって教えていくの⁈という連続。初めて、チョークを握る子、何にでも言葉というものがあるという事から教え、自分の名乗り方を教え、数字の1、2から教え…

小さい朝青龍みたいな遊牧民の四兄弟、最初は、はしゃいでいるが、慣れない授業に集中力が途切れてばかり。でも一方で両親の朝から晩まで自給自足する姿を見て、将来は遊牧民になりたいと一生懸命学び手伝っている

三カ所ともスマホもテレビも本もない場所
少しずつではあるが、教室に行くと知識や好奇心が蓄積し膨らんでいく
出来た!誉められた!教えてあげる!
子どもの純粋な目には、もうその先は未来しか見えない

なかなか勉強が出来ないブルキナファソのイヴ君、サンドリーヌ先生は私も何度も間違えたから、何度でも教えてあげるの言葉を貰う♡イヴ君、がんばれえ〰︎!

現実には、進学できない子や、途中で学業を諦めざるを得ない子も大勢いるだろう
でも、この子ども達のこの変化成長を見るのが、どんなに辛くても嬉しい喜びだと話す3人の先生♡有り難うございますと言いたくなる

一年に及ぶ記録は、私も頭抱えたり泣きそうになったり笑ったり心配したり感動したり、こころがコロコロ動かされっ放しでした♡
明日から、また仕事ガンバリマス🤝
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