yoru1

世界のはしっこ、ちいさな教室のyoru1のレビュー・感想・評価

3.0
Etre Prof 教師であること。原題の方が断然中身の複雑さを象徴している。邦題はピントが合っていない気がした。
何かを教えるということは、その何かが必要とされる社会の背景、それが重要視されている歴史を背負っているんだなと実感。教師というのはそれを含めて子供と向き合わねばならないのだ。
日本の学校にいけない子供たちがこれを見たら何を思うんだろう。逆にこの映画の子らが日本の子供たちを見たら何を思うんだろう。
どの国の人も何かしらの苦しさを抱えて皆生きている。大人も子供も。でも大人の自分としては、やはり子供たちにはいろんなことを自由に学ぶ機会があってほしい。目の前の生活に必死だと、どうしてもそれ以外のことを学ぶ余裕がなくなる。子供たちに時間と余裕と仲間と先生を。世界はもっと広くて今自分が思い描ける道以外のいろんな道があるのだと知ってほしい。自分たちには可能性と成長する力がちゃんとあり、大事な命なのだと感じてほしい。3人の先生方の姿を見て、せめて私もできることをやらねばと思った。もっと勉強したいとも思った。
yoru1

yoru1