FranKa

世界のはしっこ、ちいさな教室のFranKaのレビュー・感想・評価

4.2
ブルキナファソ、シベリア、バングラデシュ。どの国・地域も、名前は聞いたことがあっても、その生活の実情には、想像力が及ばない場所ばかりだった。

(1) 五つの言語が交錯するブルキナファソの当該地域、遊牧民学校という学びの形態を採るシベリア、教育と自立が密接に結びつくバングラデシュ。描かれているすべてが、自分にとって新しかった。無知の知。

(2) 両親が読み書きできないことで、それが子どもにも再生産される傾向があるという、ブルキナファソの現実と、教育を受けたくても、家族による《結婚ビジネス》のいわば商品として搾取されてしまう、若いバングラデシュ女性の現実が、胸に突き刺さった。
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