けいり部

裸足になってのけいり部のレビュー・感想・評価

裸足になって(2022年製作の映画)
3.8
◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◥
  自由を夢見て
◣________◢

Fan's Voice様独占最速オンライン試写会にて鑑賞。

アルジェリアを舞台に
不安定な社会の中で"自由"を夢見る女性たちの姿を描く。

音楽と踊り
抑圧と解放
才能と不安
絶望と希望
孤独と愛情

生きたいのに 自由がない国で
"私"の表現方法としてのダンス。
声を失ったバレエダンサーは、
彼女自身の踊りで声を上げる。

夢の終わりと、
また新しい夢の始まり。

夢と声を失った少女が リハビリ施設で出会う、同じく心に傷を抱えた女性たち。
崩壊した彼女の心の受け皿として機能した施設や女性たちの存在がたまらない。
泣くねー。。😢


アルジェリアの状態については
本作だけでは補完が難しいと思うので、同監督の前作『パピチャ 未来へのランウェイ』もぜひ合わせて観て欲しい。
出来れば、本作を観る前に。

希望が描かれるものの、絶望もとても大きい。
彼女たちが安心して暮らせる日々を願ってやまない。



〈明日も来る?〉

〈お願いよ〉
けいり部

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