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裸足になってのchipのレビュー・感想・評価

裸足になって(2022年製作の映画)
4.0
女なのに…
きっとこの国ではすべてがこう思われるのかな。。
一生懸命になっても何一つ叶わない。。
そんな国なのかな。。

アルジェリア、
1990年代のテロでは15万人以上が亡くなったそうです。
そんな背景を引きずる女性たち…

テロで殺されたわが子をまだ探している女性、
同乗の母が車を運転していた、それだけで銃殺された父のことを話す女性、
自閉症の姉妹、
孤児でどこでも虐げられてきた女性、

夢を打ち砕かれたフーリアが出会った人たち。。

彼女たちと踊るフーリアは力強く楽しそうでした。
トウシューズは履かなくても彼女は全身で表現していました。
大自然の恵みを糧にしているようでした。

大けがを負ったと訴えても警察は動かず、
かえって罵声を浴びせるような警官たち。
何も信じるものがないって…
アルジェリアの現実なのかな。。

ただただ彼女たちのダンスだけは力強い、
それは救いに思えました。
映画で訴えることの大きさを感じます。
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