yumiko

グランツーリスモのyumikoのネタバレレビュー・内容・結末

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

プレイステーションのレーシングシミュレーションゲームプレイヤーから、本物のレーサーになったヤン・マーデンボロー(アーチー・マデクウィ)のお話。実話!!!

ゲームばかりしているヤンは、いつかレーサーになりたいという夢を持っていたが
特に父親(ジャイモン・フンスー)は非現実的だと決めつけ、サッカー選手を目指す弟のサポートばかり。

そんな中、ムーア(オーランド・ブルーム)は日産幹部の承認を得て世界のゲームプレイヤーのトップの中から選抜し、本物のレースに出場すべく「GTアカデミー」を創設。かつての名レーサージャック・ソルター(デビッド・ハーパー)をトレーナーとして迎え、その厳しい競争は始まった。果たして、ゲームプレイヤーが本物のレースの世界に通用するのか??

キーポイントは、ゲーム「グランツーリズモ」の完璧さ。車のセッティングや本物のレーストラックの情報を駆使して、本物と同じ感覚でプレイできてるということが大前提。作中にも登場するクリエーターの山内 一典は自身でレースにも出てるんですね!

でも、ゲームと実際のレースは「危険度」では別物で、次々と落第していく候補者達。やっぱりゲームだけでは通用しないのか…



来た来たキタキタ!!大好物。感激。

ずっとリュックをにじり閉めてて、腕にあとがついた。笑
何この、かっこよさ。音。迫力。
DolbyATMOSで観て正解。
グランツーリズモは難しいくて挫折したことがあるんだけど、もう一回始めたくなったし、とにかく、すごい迫力のシーンにもう、脳内の良い物質が出まくる。

クラッシュ(wreck)もすごい。思わず叫びたくなる。レーサーが抱える過去の傷や恐怖がひしひしとわかる。それをヤンはジャックに支えられながら経験していくの、我が子のように応援しちゃう。

そして、ラスト。大好きなル・マンですわよ。もう、言葉もない。そして、これが実話だっていうことをもう一度思い知らされる。

キャストも良いの。ヤンを演じたアーチー・マデクウィがね、良かった。。エンヤやケニーGで精神統一する若者。そこがまたいい。声は低くて落ち着いていて、観ていて心地よい。ヤンと信頼関係を気づき、サポートするジャックはデイビッド・ハーパー。ピッタリすぎ。そしてヤンのお父さん、ジャイモン・フンスーも、いい役どころでした。ル・マンに駆けつけたところはもう、崩壊しました。私の屈強な涙腺。

モータースポーツ好きさんにはぜひ劇場で、できれば良い音響で観るとをお勧めしたい。(IMAXは都合上逃したので、も一回観よっかな。)

プレイステーションはSONYだし、配給もSONYだからわかっちゃいるけど、ヤンがジャックに贈ったミュージックプレイヤー、あんなにデカデカと”SONY”と書かなくてよかったんじゃない?笑 あそこでiPodとか贈ったらイメージ駄々上がりだったんだけどな。ま、それはないか。

それでも、ヤンの山内 一典(ゲームのクリエイター)や日本への愛もよかったし、日産のチームだし、日本車めちゃくちゃカッコよくて誇らしいなー。

この作品、グランツーリズモのゲーム制作会社ポリフォニー・デジタルが関わってるからかっこよさも洗練されてたのかなー。ゲームと現実の境目が本当にかっこいいの。

やばい。好きすぎて、長くなった。
面白かったーーー!拍手ー!
yumiko

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