【展開の素速さに乗り切れない。】
世界的人気を誇る日本発のゲーム「グランツーリスモ」から生まれた実話をハリウッドで映画化したレーシングアクション。
映画.com https://eiga.com/amp/movie/99416/
勢いよく展開される夢物語は、勝ち続ける”のみ”の映画になっていました。
4DX鑑賞ならではですが、カーアクションの臨場感や我らが日本描写の正確さなど、視覚的な魅力はいくつもあります。
ですが、脚本家が意識したと語る『トップガン』味香る物語は、父親との絆や主人公の成長をザ・王道に描いた一方で、展開の速さが各キャラクター造形や物語の奥行きを無くしているように感じました。
特に、主人公達が招かれるアカデミー内の描写が『トップガン』『エイリアン2』の海兵隊みたいな激アツ人物描写を期待していたら、ポンポン話が進むから誰にも感情移入できない😇
そして、第一にこの映画の最終目標が不透明なまま進行し「どこまでやれば主人公の目標達成なの？」と懐疑的なままでした、、
とにかくポンポン成功してっちゃうから葛藤も成長の原動力もわからん、、
正直なところ、本年度劇場で鑑賞した作品の中で一番キツかった、、
比較対象はアレですが『フォードvsフェラーリ』の臨場感を上回る演出やキャラクター同士の掛け合いは本作からは感じ取れませんでした。
