EDDIE

グランツーリスモのEDDIEのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
3.3
ゲーマーを蔑む全ての大人たちに贈るリアルストーリー。しんどい出来事の葛藤を打ち破り強く逞しく成長する主人公には胸が熱くなる。ただもっと人間ドラマ掘り下げてほしかったし、とことん自分が車に興味ないことを痛感する映画でもあったなぁ。

『フォードvsフェラーリ』みたいにドルビーシネマの恩恵もあんまり感じなかったんですよね…これなら通常スクリーンでも良かったなぁとか思ったり。。

話としては、ゲームの世界を実写化すると言う作品ではなく、ゲームをきっかけに起きた実際の出来事を実写化するという実話映画なんですね。
これが実話なのか…と驚くような話です。

正直に申し上げて僕は車に全然興味ないし、車種とかも全然わからない口なので、レースのシーンとか迫力あるシーンはもちろんあったんですが、実はあんまりハマってないんですよね。

個人的に劇場で観たカーレース系の映画で言うと『フォードvsフェラーリ』がとてつもなく僕の感情を震わせてきたのでそちらの方が好みでしたね。
音が明らかに違うんですよね。
今回ドルビーシネマで見たんですが、前回『フォードvsフェラーリ』を見た時は、車のエンジン音がいちいち心臓に響くのがわかるぐらいの重低音ですごく迫力があって圧倒されたんです。あれは衝撃でした。
どちらも実話をもとにしているんですが、ドラマ性の面で先が読めてしまう本作はそれならもっと人間ドラマに踏み込むとかしていた方が自分的には好みでした。

でもFilmarksの感想や𝕏のTLを見ているとかなり好評なようなので、少数派の意見としてとらえてもらえればと思います。
ただ、僕には刺さらなかったという感想です。
で、似たような作品として、『アライブフーン』は語るのを避けられないでしょうね。

本作を観る前に鑑賞したのですが、『アライブフーン』は全てにおいて上回っていると感じました。そのあたりは別途『アライブフーン』のレビューで紹介しています。

〈キャスト〉
ジャック・ソルター(デビッド・ハーバー)
ダニー・ムーア(オーランド・ブルーム)
ヤン・マーデンボロー(アーチー・マデクウィ)
レスリー・マーデンボロー(ジェリ・ハウエル)
スティーブ・マーデンボロー(ジャイモン・フンスー)

※2023年新作映画129本目
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