昔劇場で観た怪作『第9地区』
好き嫌いは別として、強烈に資本主義や人種問題を皮肉ったあんちゃんが、なんでこの「商業作品」の監督を引き受けた？？ご本人がよほどお金に困っているのかな？車自体やメカが好きなんだろうけどね。
冒頭に「実話に基づいたストーリー」と出てはいたけど、事前にいろいろと予習した結果、この作品をあくまでも「フィクション」だと捉えて鑑賞したのがよかったのか、とても面白かったです。PlayStationにも日産にも特に思い入れが無いから、かえって楽しめたのかもしれない。
途中まではちっとも惹かれなかったが、
（最終選考まで残っている韓国人レーサーへのシカトっぷりの演出がなんか可哀想だったなぁ）
ドバイのレースあたりから段々と面白くなってきた。画面に何度か登場する日産のプライベートジェットを見るとレバノンに逃げた人を思い浮かべちゃうw
ニール・ブロンカンプ監督はご自身の牙をもぎ取られてしまったのか？とも思ったが、そこはさすがという仕事ぶりであった。「ル・マン」の時にフランス軍のヘリから兵士がスタート旗を持って降りてくるシーンだけは往年の監督らしさがあったね。あそこだけは別の映画だよw
それにしてもだ！
大画面で観ることが前提の映画なのに
アタシが鑑賞した時のスクリーンは
座席数76席の箱でした...
アートハウス系作品じゃあるまいしwww
