ゲームのグランツーリスモは全くわからないけど、問題なく楽しめた！！
レーシングゲームのチャンピオンを本物のレーサーにしようという、実際にあったプロジェクトを映画化したもの。
監督は「第9地区」のニール・ブロムカンプ。
全体的に小気味の良いテンポで進むし、脇を固めるオジサン達が、ジャイモン・フンスー、オーランド・ブルーム、デイヴィッド・ハーバーという超信頼出来る陣容で観ていて安心感が半端ない。
個人的にはジャイモン・フンスーが一番印象的。
不器用で無理解だけど、彼は彼なりの愛情で接する泥臭さが最高だった。
主演は「ミッドサマー」で背中開いて内臓出される拷問されてた“あの人”。
彼もなかなか良かった。
本作の1番の山場をどこにするかというのは色々選択肢があったと思うけど、その数も劇中そこそこ多く中小規模の山場の時に“ダイジェスト感”があったのが残念なところ。
感情移入、没入する前に話が終わってしまった場面が何度かあった。
まあでも今の上映時間をキープした上でクライマックスをル・マンにするのは正しい選択だと思うので、しゃあないっちゃしゃあないんですが…
誰でも楽しめるようなものになってたし、「レースもの」という若干手が出にくいのを気にせず是非観てもらいたい一本
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