熱くて、エキサイティングで、面白い！
あまり、レースに興味がなくスルーしてしまったけど、映画館で観ればと後悔してます。実話と言うのもまた、凄い。
ドライビングゲーム「グランツーリスモ」のトッププレイヤー達を本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成する為「GTアカデミー」を立ち上げたダニーと、ゲーマーなど通用する訳がないと思いながらも指導を引き受けた元レーサーのジャック、そして百戦錬磨のトップゲームプレイヤー達が集まり、前代未聞のプロジェクトが始まった。
ネタバレ↓
ジャンを含めたトッププレイヤーのゲーマー達は、プロレーサーを目指すべくジャックのトレーニングを受けます。日産のダニーは、プロジェクトに賭けており、ジャックはゲーマー育成には懐疑的だったが、車の故障を言い当てたジャンに一目置く様になります。最終レースで、ジャンが優勝し、彼はプロレーサーの道を目指す事になります。ジャンが、プロとして認められる為には、まずFIAライセンスを取得する必要があった。ドバイの最終レースで最低でも4位に入賞しなければライセンスが取得出来ず契約も無しと言うピンチの中、見事4位でゴールし、FIAライセンスを手に入れ、日産と正式契約します。
その後、ジャンはドイツでのレース中にに坂道で事故を起こし、観客が犠牲に。 ジャンは罪悪感に苛まれますが、ジャックの支えで立ち直ります。世間からのゲーマー出身のプロレーサーへのバッシングが大きくなり、それを払拭すべく、ダニーが思い付いたのは、アカデミーで上位だった選手を2名招集してル·マン24時間レースに参加し入賞する事でした。激しいクラッシュに巻き込まれたライバルチームを見て、トラウマが蘇ったジャンは不安定になりますが、ジャックが流した音楽で、正気をを取り戻します。彼はグランツーリスモのゲーム中のル·マンでの経験を思い出し、その方法を実践。そして、次々ライバルたちを抜き、最後でギリギリ3位に滑り込み入賞するのでした。
テンポ良く進んで行くストーリーにいつの間にか入り込み、レース中は体に力が入ってしまう。臨場感が凄まじく、ハラハラドキドキ、そして、ワクワクしました。本物のレースの最中もゲームの予想進路が出て、一瞬ゲームとレースがリンクするのも観やすかったです。そして、何より、これが実話なのが凄い。没入感のある作品で、楽しかったです。映画館で観てたらもっと評価上がってたと思います。
