完成度の高い映画だった。
ストーリーも面白いけど、それよりも映像表現が凄い。
CGと融合した映像が分かりやすい。今の時代の技術だからできる表現。
あとはクラッシュの一瞬、落ち葉が舞う描写、シフトチェンジやクラッチ操作、細かいところも臨場感が伝わる。
次クラッシュするのは主人公じゃないのか、というハラハラも味わえて、レース映画の中ではダントツの没入体験だった。
映画というエンタメを存分に発揮した作品。
内容については、王道のレースものだが、スポーツ映画は王道こそ正義。最初はゲーマーがプロレーサーになりました、ってところまでなのかと思って見てたが、まさかレースで勝つところまでやってくれるとは。ボリュームある話だけど、テンポよく無駄なシーンをカットしてるんだろうな。全然退屈しない、むしろもっと見たいってなった。
あと、父親と控室で話すシーンも良い。子供の夢を否定する嫌な親ってうつりがちだけど、父親も言ってた通り、世の中の親なんてみんなそうだし、自分の過ちを認めて遥々応援に来てくれた父親好きすぎる。
星5あげたいけど、レースや車に興味ない人に刺さらない可能性もあるのでオススメ度的に星4.5。
