ma

グランツーリスモのmaのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
4.5
これが2010年代初期の実話。度肝抜かれる面白さだった。
しかし調べてみるとやはりがっつり脚色はしてある。それから興奮する気持ちを落ち着かせて、つけた数字は4.5。
「実話を元にした映画」として、とてつもなく面白かった。
GTアカデミーの発足と、ヤン・マーデンボローのゲーム経験から現実への飛躍、この2点が紛れもない事実であることがまず面白い。高を括っていた世界中の人間に思い知らせた。

昔父がほぼ毎夜やっていて、終いには一階の和室に専用のデスクまでもを設置していたあの「車のゲーム」がこの「グランツーリスモ」か!映画予告を観た時ドキッとしました。グランツーリスモに対する認知は本当にそれくらい。この映画、本来なら私にはほぼ無縁のものだと思うけど、こんなに楽しめたのはサブスクシステムのおかげ。
だから、正直レーステクニックや車についてのカットには特に思う事がありません。でもエンジン音やタイヤの音等のメカから出る音、この魅力はなんだかわかったような気がします。余談ですが、「トランスフォーマー」でもやっぱりメカ音がかなり特徴的で魅力的でした。音に興味を持った今、映画館に観に行けば良かったと後悔。

ジャックの人物像、俳優のデヴィッド・ハーバー。
ジャックの存在が実話を映画へ昇華させたと言えるほど良かった。
脚色も全く悪いものではない。あくまで実話はモデルなのだから。これは存分にエキサイトできる映画。
ma

ma