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縁の下のイミグレのlalalalabombaのレビュー・感想・評価

縁の下のイミグレ(2023年製作の映画)
3.5
その昔、フランシスコザビエルはキリスト教の布教の名目で日本にやってきた。
本当の目的は信者にしてその労働力をヨーロッパにも売るため。
ザビエルは貿易商でした。日本に欧州からの武器を売る。そして日本人を奴隷として欧州連合に売ることこの武器商人が始めた奴隷制度に気づいた大名は日本国民の流出に歯止めをかけるためキリスト教を禁じた。そこで隠れキリシタンなる熱心な信者が生まれることとなった。
これが現代の外国人特定技能実習生制度として日本には連綿と続いている。
キリスト教の聖職者が行なっていたことを今は政府が行なっている。
安い労働力を欲する企業側。より条件の良い仕事に就くために努力する労働者たち。より安いモノを買うために価格の調査に余念がない消費者。
30年も給料が上がらない日本。

コンビニに行けばアジア人がレジにいる。
彼らは日本人の最低賃金さえも払ってもらえない。
映画は司法書士事務所での無料相談のシーン一つの超低予算の一幕もの。
映画というよりかなり説教くさいフィクション。
日本に送り込むためのブローカー。日本での管理団体。

少子高齢化に悩む日本での奴隷制度。
いや、世界でも移民と言う名の奴隷制度がどんどん広まっている。

一方、不法移民たちの犯罪に悩む国も多いし、日本も例外ではなくなってきている。
移民を奴隷制度ではなく人道的な側面にフォーカスする人もいる。
士農工商の身分制度があった頃、動物を捉えて皮や肉を取る嫌われる職業は穢多非人と呼ばれる階級のさらに低い人間が担っていた。
職業に貴賎はないが労働者には階級は存在する。
映画として面白いかどうか評価しがたい。
これを映画と言って良いのかどうかもわからない。
ユニクロなどのファーストファッションはありえないくらい安い価格で提供している。
そこにはありえないくらい安い賃金で働く人がいるのでそんな価格設定が可能となる。
そのうち技能実習生ビザではなく偽装結婚で配偶者ビザを得る人そのマッチングをして利益を得る業者も出てくるだろう。
ラストは実習生目線の意見でまとめたが、まとめる必要はないだろう。そもそも外国から労働力をいれようとするならそもそものはっそうがちがう。
制度そのものの見直しや撤廃が必要。
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