ルアサ2

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のルアサ2のレビュー・感想・評価

2.8
衣装や王宮の中の舞台芸術は美しく、煌びやかで華やかな世界が目の前に広がって楽しめたが…、一番思ったことは、ジャンヌがそれほど魅力を感じなかったこと。王がそんなに魅了される理由がわからない。
そして、話の展開についてはあまり技術を感じられなかった。2時間でこの時代のストーリーを語るのは難しいのかな。少し後の時代を生きたサリエリとモーツァルトを描いた『アマデウス』(1984)の完全版は3時間くらいあるけど、時代背景もその時代の風習もちゃんと描かれていてだいたい理解できた。それに比べると、内容薄く浅く広くなりすぎて中途半端な気がした。勝手に王宮内の出来事を中心に人物関係を濃く描くと思っていたが、ジャンヌの生涯をはじめから最後までさらっと伝える作品。さらっとしすぎて深みがなくあまり面白味を感じられなかった。
フランス絶対王政時代やロココについて知っていれば違ったのかな…。

ジョニー・デップ、フランス語上手すぎ。
ルアサ2

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