栗

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人の栗のレビュー・感想・評価

5.0
ひょっとしてジャンヌのギロチンまで描写されるのか!?と思ったけどそういう映画ではない。

古き時代のアホらしい慣習、人が歩んできた滑稽な歴史…バックしまーす…あの黒人の子とか、ああいう役回りで出演するのがなんかすごいな〜すごい器が大きいって思ったね。

「目は合わせるな」って言われてるのにこれ以上ないくらい目で誘惑しちゃうの好きだった。

あの「目」のシーンが一番好きかもしれない。

バックしまーすは最初こそあほみたいに見えたけど、やはりその時代の敬意を表す所作であったということだと思う。

医療技術も発達していない時代、病を恐れる心は現代だってあんまり変わってないのかも…
ただ威厳を保とうとするための、よくわかんない決まりとか、周囲の人たちの意地悪とか、うわ〜いやだな〜ってなる時代背景が丁寧に描かれる。

そしてジョニデなのに強面じゃない。
栗