みぃたむ

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のみぃたむのレビュー・感想・評価

4.1
OPから 重厚なオーケストラの曲と
これまた重厚な建造物に歓喜。

ジャンヌの父が娘を描く場所や
宮殿・修道院・全てが絵画の様。
クラシックな曲も相まって釘付けに。

ヴェルサイユ宮殿の鏡の回廊にも感嘆。
お辞儀の仕方一つにしても雅。
全ての建造物の内装や外装は勿論
登場人物のドレスや仕草が全て素敵。

ジョニデ演じる国王は おどけてみたり
真剣に怒ってみたり 自暴自棄にと
色んな顔を 目一杯の存在感で残し
最期の演技にもほろり涙させられ。
流石だなあ…と思いましたね。

シーツを被って哀しみを表すシーンにも
心を奪われました。本当に素敵。

また 今後追いたいキャストもチラホラと。
アドルフ役とラボルト役には釘付けでした。

ラボルトの一挙手一投足 仕草や目線
全てに魅入られ スクリーンも彼を追いw
「デリシュ!」から注目していますが
今後も過去作も追いたいと思います。

ただ…。
ジャンヌ演じるマイウェンは違うのでは…。
幼少期・少女期のジャンヌが美しく
成長期にも期待していたのですが。

出て来たのは もうエディレッドメイン!w
「リリーのすべて」が頭から離れず。

国王が謁見でジャンヌに魅入るシーンにも
いやそれは無いでしょ…と否定的に。

悪戯な笑顔が 魅力的でしたけどね。
国王とのお別れのシーンも素敵でした。

「ベルサイユの薔薇」位な知識でしたが
ヴェルサイユのしきたりや作法も知れて
自分の知識が増えた事に感謝です。

今作を観た人に 後ずさりしたい…ww



「今日は人出が多いですわね。」

「親愛なる友。ラボルト。」



「後一分だけ 時間を下さい。」
みぃたむ

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