きねぼっち

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のきねぼっちのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ベルサイユは今日もすごいナマコですこと! オーホホッホホホ!!
王侯貴族のみなさまのファッションがとてもきらびやかで素晴らしかったですわね!!!

あらためて画像で見せられると、ベルサイユ宮殿の超クソデカさにビビりますわね!
地平線が見えていらっして感嘆しきり。宮廷に出入りしている人たちもメチャクチャ多人数で、当時のおフランスのすごさがわかりますわ。

にしても、序盤のデュ・バリー夫人幼少期はまぎれもなく正統派美少女なのに、大人になってから急に美貌のベクトルが変わってて、ちょっと違和感でしたわね。まあ、お話が進めば慣れるからよいのでございましょうが・・・

あと、宮廷での奔放なふるまいや、奇抜なファッションリーダー的立ち位置が、夫人はあたかも現代的な意識を持った、先進的な女性であるかのような雰囲気も出していらっしたけど、それはいささかヒイキの引き倒しではなかろうかとも感じますかしら。

それにしても、ルイ16世が高身長イケメンと描写されていらして、珍しかったですわね。アントワネットもマシュマロのように真っ白でかわいらしく、ちょっとアゴのしっかりしたご様子がハプスブルクのアゴを再現させているのかしら? とちょっと感服。

ストーリー的には、デュ・バリー夫人の容姿であったり、性格が現代の女性に寄せてあるのが、当世風ではございましたが、現代社会に対する問題提起などは特になく、邪推をすれば、ジョニデを相手にお姫様がやりたかったのでは? とはまあ、平民の嫉妬ですわね、お見苦しいところお見せして恐縮しきり!

とはいえ、ちょっと面白かったのが、アントワネット様からデュ・バリー夫人がお声を頂戴した際に、ブチアガった勢いで疾走、重たい衣装のまま階段まで駆け上った末に、ドローンも上昇してゆくという演出、思い切りがよくて好感を持ちました!
マイウェン監督にはこれからもマイウェイを突き進んでいただきたく存じ上げます!

ソロリティの皆様へ最後に伝言。
白米がなければ、こんにゃく米を食べればよいのですわ!
よくって? オホホホーホ!

~Fin~
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