るたー

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のるたーのレビュー・感想・評価

3.6
ジャンヌ・デュ・バリーが好きで、擁護したいと脚本書いて監督、さらに主演までしたマイウェン

よって『悪女』の評判もある人物も、この映画では毒っ気もなくて素朴な感じ、むしろ先后の娘たちに馬鹿にされて不憫なぐらい

ルイ15世役はジョニー・デップ
ジャンヌにだけみせるお茶目な表情はデップならではだし、娘たちを無表情で真正面から睨みつけるシーンは威厳たっぷりに、となかなかの好配役

序盤から印象づけられた、ちょこちょこ後ずさりして退出する仕草が、あまりに滑稽で笑えるシーンになってたのに、最後の最後に泣けるシーンに転じたのは、上手かった


ところで小ネタ。
マリー・アントワネットの肖像画を描いているシーン、後ろ姿しか見えない女性画家はヴィジェ・ルブランと思われ。
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