ジャンヌ・デュ・バリーが好きで、擁護したいと脚本書いて監督、さらに主演までしたマイウェン
よって『悪女』の評判もある人物も、この映画では毒っ気もなくて素朴な感じ、むしろ先后の娘たちに馬鹿にされて不憫なぐらい
ルイ15世役はジョニー・デップ
ジャンヌにだけみせるお茶目な表情はデップならではだし、娘たちを無表情で真正面から睨みつけるシーンは威厳たっぷりに、となかなかの好配役
序盤から印象づけられた、ちょこちょこ後ずさりして退出する仕草が、あまりに滑稽で笑えるシーンになってたのに、最後の最後に泣けるシーンに転じたのは、上手かった
ところで小ネタ。
マリー・アントワネットの肖像画を描いているシーン、後ろ姿しか見えない女性画家はヴィジェ・ルブランと思われ。