まっぴ

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のまっぴのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

美しい映像、贅を尽くした淫蕩の日々、貴族たちの乱痴気騒ぎ、転落…みたいなものを期待したのですが、そうでもありませんでした。
ストレスのあまり発散のため久し振りレビューです。

10分ほど遅刻してしまい鑑賞したので、序盤の美少女ジャンヌを一瞬しか見れませんでした。
設定と実際の役者さんの剥離……がちょっとキツかったです。爆美女にしか許されない仕草をしているのに違う……この違和感はストレスとなって最後までありました。

デュ・バリーに見初められたとき、ラ・ボルドに愛人の教えを受けたとき、爆美女にしか許されないセリフだと思うんですが、私をつまみ喰いしないの?て言われて何言ってるんだ……てなりました。王の前で後ろを向いちゃいけないルールとか説明のときや人様の礼儀を見て終始笑ってるのも何かイラつきにつながりました。
なんかサラ・ジェシカ・パーカーと似てませんか?サラ・ジェシカ・パーカーを見てるときも同じイラつきを感じた記憶があります。好みじゃないのでしょう。

ルイ16世が美男子というのもとんでも無いし、
(監督主演女優さんの息子さんなんですね。とんでない自我出してくる……)歴史改変パラレルワールドなんだな〜と今では納得しかけてるのですが、ストレスを伴った鑑賞のためジャンヌおよび王にはイライラでした。
愛人がでかい顔してそりゃ家族は良い思いはしない、というのは前提だと思うのですが、娘たちを悪意持って描きすぎだし、美男子たちがみんなジャンヌに優しくて、日本のスカッとジャパンなろう小説かよ。てなりましたね。
いっそ悪役令嬢的ななりやがってやるわいという野心もりもり女一代記なら良かったんですが。
とは言え崩御後にルイ16世がヴェルサイユには近付くなと言ってるのが、別に好かれて無かったんだろて結論だと思いました。

マリー・アントワネットはとてもとても可愛かった。個人的にはキルスティン・ダンストのマリーよりも透明感や育ちの良さを感じました。
ヴェルサイユ宮殿、羽根のついた馬車、おシャネルの衣装も綺麗でした。

ただ、ジャンヌが宮廷のルール無視して男の服着たり髪下ろしたりしたの、女性の着れる服の自由度を広げたシャネルと重なるとこ無い??みたいなメッセージがあるんじゃないか…と勝手に感じてしまったりまたイライラでしたが。
おシャネルは偉人ですが、ジャンヌは税金チューチュー野郎だし…。

配役が本物の黒髪爆美女ペネロペクルスだったな……あれもこれも許せたかもしれんな。と思う作品でした。
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