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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のksのレビュー・感想・評価

3.2
思っていたより浅かった。
もう少し踏み込んで深掘りしてほしかったなぁ、と。特に、ジャンヌの心情を。

ベルばらや『マリー・アントワネットの首飾り』でジャンヌ・デュバリーという人物についてはある程度の印象や知識はあったけれど、だからこそ、何というか彼女の生涯を上辺だけサラーっとなぞった感が否めなかった。

歴史物は描く側の解釈や思いでやっぱり見せ方、見方が変わるんだなぁと痛感。

衣装や映像は素晴らしく、ヴェルサイユで撮影をしたというだけあって情景も見事。
だけど…内容はそれに見合わず、というのが個人的感想。ルイ15世が亡くなってからのことをナレーションで片付けるのも私は納得できず💧

監督、脚本が自ら主役を演じる…から 仕方ないのだろうけれど、その主役に代わる直前までの修道女時代の役者が一番魅力的だった。
『マリー・アントワネットの首飾り』のヒラリー・スワンクがいかに適役だったか、と再認識せざるを得ないかも。
また、せっかくの復帰作なのに、ジョニー・デップの無駄遣い、な気が…フランス語を話し、演技も存在感もやっぱり素敵!なのに、それを活かしきれていないよ〜もったいないよ〜 という感じだった。
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