SR400

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のSR400のレビュー・感想・評価

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さぞ性的シーンがたくさんと思いきや、そんな下品なシーンはなく、気持ちよくみることができたので、まずは合格。そこはやっぱり、ご本人が監督までやったというプライドなのかな。かなりそこはよかった。お風呂で本読むジャンヌ好き。性病検査がこわすぎた。でも、あったんだろうねぇ。
ジョニデ、フランス語大丈夫かしらとヒヤヒヤしてみたが、周りのフラ語しゃべる人たちが、すごいナチュラルに激早スピードでしゃべるのに比べて、ちょいゆっくり目だったけど、丁寧にしゃべっていて、ああ、ほっとしたよ。よく、母国じゃないのに、頑張ったと思う。国王なんだしね。ゆっくりしゃべるくらいでちょうどいいよ。無言でマリーアントワネットに圧をかけにいくシーンなんてかえって無言シーンでよかったよね。ま、余談だけど、この間、ナポレオンの映画をみたとき、まあ、英語をはなすナポレオンにとんでも違和感だったので、ジョニデの頑張りに拍手です。やはりフランス語でないと、変ですよね。フランス王宮の話なんだし。
さて、ジャンヌは若い時の女優さんが美しすぎて、監督にかわってからは、え?あの美女が、なんでこーなった?とは、思ったけど、そこは内面でカバーしてたかな。美しいドレスの数々にため息。深い緑のやつと、シマシマ模様がよかった。黒人子供とおそろいなのが、キュート。あの黒人の成長後のスタイルの良いことといったら、神レベル。かっこいいです。ルイ16世もかっこよかったなあ。それに比べてマリーは子供っぽい。まあ、子供の年齢だけど。そして、マリーの肖像画に、うりふたつの女優さんを、よく、見つけてきたよね。そっくりで笑えるくらいでした。国王の娘たちの描き方もそれぞれ個性があって、よかったと思う。王族あるあるです。こうしてみると全体的よかったところが多いのだけど、じゃ、この映画の評価が高いかときかれたら、うーん、イマイチでした。悪くないけど、よくもない。そんな、合格点には、達しない程度の印象が残った。
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