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ふたりのマエストロのtkmのレビュー・感想・評価

ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)
4.0
予告から見たかった作品。
オケのシーンより人間ドラマが多めな印象だけど、個人的に最近はそういう日常劇とか会話とか、大きく動かないシーンが割と好きな気分なので、マッチした。

あらすじのとおり、指揮者の父子。秘書が間違えてお父さんへオファーしてしまうのが発端。
おい、間違えた方がしっかり訂正しろよおおお!と思うけど、それでは話が終わってしまう。

「本音で話してきたぞ!」というシーンも多くを語らないという感じで一方的に父が話してた気がするが(ふとした台詞で父子の秘密がわかる。びっくり)、ようやく心を通わせたんだなと察する。

にしても、ラストの大団円。ちょっと強引な展開だけど、サプライズなのは観客とスカラ座の総裁&秘書くらいで、家族と演者たちは知ってたよね。(秘書の最後の発言は、ちゃっかりすぎるぞ!!)

そしてドニ。元々やったことない&父の長年の夢ということもあり遠慮していた(「怖かった」?)ドニだしあの形、なんだかんだ心強かったのかもしれないなと思った。

女性陣(母、元妻、彼女)が素敵で、心の支えになってたよー。

めでたしめでたしだ。

余談
・ジョジョのおかげでイタリア語「アリーヴェデルチ」が聞き取れたぞーーーッッッ!
・静かな、大事なシーンで場にそぐわない軽快な音楽が鳴り響く。
……携帯は電源切っておけよお!
今までも大事なシーンが台無しになる経験たまにあるけど勘弁してくれ。。
・隣のご婦人がやたら笑ってて気が散った。
ガンジーのような笑顔、とか劇中のギャグやちょっとしたところで笑うの。いいけど。

余談は愚痴みたいになっちゃったけど、ストーリー自体は割と好きでしたよ!
ヨーロッパ行きたいなあ。
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