【オーケストラファンに】
ふたりのマエストロ(父親と息子)が主役ですから、クラシック曲が多数流れます。
どの曲もすごくいい。
音がとてもいい。
ブラームス:間奏曲第7番
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番
ベートヴェン:交響曲第9番
シューベルト:セレナーデ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
など、名曲の数々。
ラストのモーツァルト:フィガロの結婚序曲も、「出来過ぎやろー」というご意見もあろうかと存じますが、
これはこれで、クラシックファンにとっては夢のようなお話です。
「さすがフランス人、生きたいようにやりたいように生きてるな...」くらいの気持ちで楽しみたい。
ミラノ・スカラ座での演奏も、同じフランス映画の「テノール! 人生はハーモニー」でのパリ・オペラ座と比べると、
「すごい!よくやった!」という気持ちにはなれないレベルではあります。
でも、やっぱり、あのスカラ座ですから、これはこれで、クラシックファンには素敵な贈り物じゃないでしょうか。
ということで、オーケストラファンにとっては映画館で観ておくべき作品だとオススメしておきます。