“海に放りこんだ。”
»パリのクラシック音楽界で指揮者として活躍する父と息子だが確執があり、息子が名誉ある賞を受賞しても父は式典を欠席するような関係…そんなある日、父あてに世界最高峰のミラノのスカラ座の音楽監督就任依頼の電話があってすぐにあれこれ準備し始めるが、後日息子が呼ばれて秘書があなたと間違って父に伝えたことが発覚する。
はい、最近TVドラマでもマエストロの文字が踊るので、興味津々で見始めて…安定のニンマリの余韻に浸れましたね。
うん、これは指揮者として息子に負い目を感じる父が誤報で舞い上がり、仲違い中の息子がどう真相を伝えるかが見どころで…関係は修復できるのか、悪化してしまうのか。
そう、展開にハデさは無いものの、父子共に結婚はしてないながらも妻のような女性が居るという隠し味もあり…ラストもなるほどとほっこりはできるんですが、やはり何と言ってもポ◯◯◯はしっかりと工夫が欲しかったですね。
にしても、オーケストラによるクラシック演奏ってマジックですよね…終わり良ければな余韻に誘われてしまう。
なお、キャストでは、イヴァン・アタル…渋いい味を披露してます。
ピエール・アルディティ…父親役としていい仕事してます。
さらには、ミュウ＝ミュウにキャロリーヌ・アングラーデらのサポートも良き。
