何と儚くも美しい映画だろうか。見る者見られる者、過去を振り返る視線、別れを告げる視線、未来に希望を求める視線、、交差する様々な視線を通して語られる、とある俳優の失踪事件。エリセ版の『失われた時を求め…
>>続きを読むセリエ監督の過去作は未視聴。巨匠の30年ぶりの作品という事で鑑賞。
劇中劇の作品撮影中に失踪した俳優を辿る物語。
俳優さん達の存在感が凄くて味わい深い。
画角がどれも美しかったですが、監督が一番見せ…
確かにゆったりとはしているが、全てのシーンが美しくて長さなんて全く感じない。フィルム映画への懐かしさも語られるけど、懐古主義的な撮り方を一切していないのも素晴らしい。
多くを語らないフリオは、こち…
ビクトル・エリセ監督が「ミツバチのささやき」以来31年ぶりに監督した映画
淡々と物語が進む中、主人公の抱える心の闇がだんだんと明らかになっていく。当時監督した映画撮影途中て行方不明となった主演男優を…
ラストのクレジットでこれほどズッシリ動けない感覚は初めてでした。
大きなカタルシスもなく、何処かミステリーのようでありながら観客を翻弄するような手法は無かったから、そんなカテゴリーなんて必要ないの…
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