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瞳をとじてのnoborushのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
3.0
瞳をとじて 2023年作品
原題 Cerrar los ojos
6/10
ビクトル・エリセ監督脚本
マノロ・ソロ ホセ・コロナド アナ・トレント マリア・レオン
映画の撮影中に主演俳優が失踪。映画は製作が中止してしまう。
22年後に失踪事件のTV番組に当時の映画監督であり俳優の親友でもあった主人公は出演する。取材を受けるうちに当時のことや
これまでの人生をふりかえる機会を主人公は得る。
TVが放送され、俳優が視聴者の通報で見つかるが記憶を失っていた。
ミステリかと思いきや普通のドラマ映画だった。
ラストでフィルムで撮られた映画とか映画館という場の力を示すシーンが
あるのだけれど、「ニューシネマ・パラダイス」のような感情の高ぶりは一切無かった。
主人公も映画が中止になった後に、映画監督をやめて作家になっていて、
そもそも映画の力を信じていないから、その程度のシーンになることも
不思議ではない。
寡作な監督だからといってありがたがるのもどうかと思う。
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