たかっし

瞳をとじてのたかっしのレビュー・感想・評価

瞳をとじて(2023年製作の映画)
4.6
失われた時間。
眼差しとその想い。
映画という記録。

語り口はシンプルなのに訴えてくるメッセージは信じられないほどに雄弁なのは過去作品と同様というよりはそれ以上である。
もっとパーソナルで枯れた内容を想像していたが、映画を通して人生と記憶を辿る意欲的な作品だった。
ビクトルエリセ監督は映画館という装置を、人が生きる上での分岐点と捉えているのだろう。
ミツバチのささやきと変わらぬ普遍のメッセージである。












最後の「別れのまなざし」に鳥肌が立ちました。
たかっし

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