niamey

瞳をとじてのniameyのネタバレレビュー・内容・結末

瞳をとじて(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

失われたものに捧げる叙情詩のような作品だった。未完で終わった作品に、絶たれてしまった経歴に、行方をくらました親友に、再びスポットライトが当たる。

ネットの無いゴールポストを守ろうとするミゲルの姿が印象に残った。思えば、彼が記憶を失ったフリオを助けることになるという比喩だったのかも知れない。

劇中劇が流れるなか、どちらとも明示されない幕の引き方に慎ましさを感じた。
niamey

niamey