瞳をとじてのcーfilmsのレビュー・感想・評価

昨年末から京都シネマでは、ヴィム・ヴェンダース、アキ・カウリスマキ、ビクトル・エルセが次々とかかって、贅沢を味わわせてもらっている。どの新作も、巨匠然としているというより、より瑞々しく無垢に自身の世界を追求しているように思える。本作は多くを論じるより、そのまま浴びていたい映画。とてもシンプルなストーリーで、集中して身を委ねることができた。最後、ほんの数秒、まさに瞳をとじて目を休めていると、その間にエンドロールが！その一コマを見逃してしまったのだけが残念！