このレビューはネタバレを含みます
撮影中に失踪することで自分の映画をお蔵入りにさせた友人でもある主演俳優フリオの軌跡をめぐる旅。
てっきり、恨み節全開なのかと思いきや、色々迷惑かけられたけど(好きだった子を取られちゃったり‥)フリオの存在が自分の青春そのものという感じでなんだかとても甘酸っぱい。
失踪してしまったのは病気が原因とは断定してないけど、失踪後も友達の映画の中を生きていたみたいでフリオも青春もまたミゲルだったんだろうなと。
ただ、みんな今をちゃんと生きてるから湿っぽくなくてすごく良かった。
ミゲルのお家。ビーチの区画をスクワットしてる?環境も隣人もすごく良い!!
それにしてしも、献辞した本を古本屋で見つけたて返しに行って、思い出の歌を間違われるくだりは、青春の1ページが終わった感じして切なかったな