煙弾バギー

瞳をとじての煙弾バギーのネタバレレビュー・内容・結末

瞳をとじて(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

箱の中の箱の中。はたからみればガラクタでも、誰かにとって唯一無二の時間の栞である。何処、いうことではなく居場所があるということ。それだけでとてもよかった。
好転しないと思い込んだまま海辺の家に帰るあの晩の集い。自分でない自分とスクリーンで対峙すること。記憶が戻ることだけが正解ではない分、呪いのようであり希望のようである。今、観れてよかった。映画を撮っていて良かった。これからもいろんな角度で計り知ること自体を、好きでいたい。