ふかふか

瞳をとじてのふかふかのネタバレレビュー・内容・結末

瞳をとじて(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

すごくよかった。

ここは老人ばかりだ、と耳打ちするシーンがすごく父と娘っぽい 少し気を許した人にする会話


ドライヤーの死後奇跡は起こっていない
どうしたんだすごいな
気の済むようにやれ

静かなシーンの積み重ねが心地よかった
窓や黄色がかった光、海辺の家とホテル
時を刻むような水道の雨音

運良く歳を重ねた人たち
自分も運良く歳を重ねることができたら、
またこの映画を観たい

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余談

もう一方の側面で、父と関係を育めなかった娘(夫婦関係の続かなさとかもあった)が遠路遥々、父のために呼び出されるというのは、、(今回はこの関係の形で、だから気に掛かるのではとも思いつつ)全く付き合わされて…という気もする
だから、娘役の、だからどうしろと…?というような複雑な心境、困惑した感じはかなりよかった
(女関係にだらしないことが結果美化されるのが大嫌いです、そしてそれに付き合わされることが美しく描かれがちなのもむかつきます)
(もちろん関係性においてどちらかが加害者というふうには思っていないけど、あまりにも無邪気、無責任でいることに寛容されすぎていませんか)

というか、自分の現状的にもそう言った面や愛情関係のこととか失うこととかがすごく不安で作品に目がいってしまうのは仕方のないことだと認めたい

自分が確執がなかったらこんな風には受け取れなかったと思う。何にもつまづかず、最高!!!と言っていたと思う。
それか自分がまだまだ人生の渦中だから、全然大変なことがあったね、というのには早いからかもしれない。

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すごくすごく良かったのに一回落ち着いてこういうこと考えちゃうの嫌だなー
もう一回距離取ってまた良さを感じたい、パンフレット読みたい

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20240324
パンフレットよかった
ふかふか

ふかふか